music
「ビートルズのような味わい」
板尾創路さんのミニアルバム「ミュージック」を聴く。
これがお世辞抜きでめちゃくちゃいい。
後期ビートルズや中期XTCのような少しサイケデリックなアレンジにめちゃくちゃシュールな歌詞がのっかる。
おんもしれー。
倉本さんが手がけているからか(部類のビートルズマニア)、それとも作曲をした峯田和伸(銀杏BOYZ)君が意識したのか、このサウンドメイキングは絶対成功だと自分は思う。
秀逸なアレンジの上にはっきりとメロディを追うボーカルがぴったりとはまる。
フェイクじゃなくて、シャウトじゃなくて、板尾さんの歌い方はとにかくイメージが広がるのだ。
「ホテル住まいの小学生」なんて今の若いリスナーだけじゃなくて、幅広い層にもむちゃくちゃ届くと思う。
ジーンときましたもん。
この路線で一枚アルバム作って欲しいくらいで。
ちょうど「週刊文春」で近田晴夫さんが最近のJ-POPの課題として歌詞をとりあげていたが、こういう人がいろんな場所で(マスの世界で)作詞をした作品を発表していく方が絶対面白いシーンになると思う。
昭和の時代って運動神経がいい奴はみんな野球をしていた。
だから野球が国際試合でも勝てるように技術が発達したんだと聞いたことがある。
今はそういう運動神経がいい奴が例えばサッカーしたり、バスケしたり。
野球はこれからどうなるのかという答えはそこにある。
だからこそ小学生の野球する環境を充実するべきだとか。
昭和には職業作詞家なんていう人がちゃんといた。
歌詞の世界で、受けての創造を無限にかきたててくれる人。
その昔、芸人は道化だけやることが美徳だったのかもしれない。
でも今は職業の選択肢、表現者の肩書きが広がった。
代わりに本当の意味での職人がいなくなったのかもしれない。
もしかしたらそれは才能が散らばっているからかもしれないね。
悲観的には思わない。
こだわりもいいが、違う発想力というやつはあなどれない。
いろんなジャンルの人がいろんなことにトライしていくべき時代になったし、
それを楽しめる受け手の許容範囲になってきている。
特に音楽とお笑いは昔から地続きだ。
ドリフもクレージーキャッツもバンドマンだったし。
音楽いろんなものがあっていい。
お笑いだってアイドルが普通にやってる時代だしね。
まぁこのアルバムがどんなにポップスとしていいものでも、
その価値基準は自分にとっては面白いか面白くないかだと思うし、
全ての音楽もそういう基準で考えているからまったく違和感なく聴こえるんだと思う
。
だからロックフェスで一番でかいステージにPerfumeが出ることに反対な人はまるで
今の受け手の音楽受容の許容範囲の広さや新しいエンターテイメントのシェアの仕方を分かってないのだと思う。
板尾さんのライブ観たいっす。
夏フェスや年末のフェスにも出て欲しいなぁ。
だって明らかに化学変化を起こしそうじゃないですか。




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