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プロフィール

  • ダイノジ 大谷

    大谷 ノブ彦(おおたに のぶひこ)
    1972年6月8日 生まれ
    175cm/65kg/B型/双子座

    一児の父親。嫁が若い。肩幅の広い女に弱い。ロックを聴いたり読書をしたり、落語を聴いたり、美味い料理に舌鼓をうったり、それと同じ目線で「冤罪」や「政治」や「プロ野球」にも興味を持つ。 好きなAV女優・・・星野あかり 好きな球団・・・中日、楽天、広島 好きな飲み物・・・ポカリスウェット 一番会いたい偉人・・・水島新司先生 座右の銘・・・「ただ生きているだけの人生なんてごめんだ」          「俺、登場」 最近嫁が作ったネタ・・・替え歌で”餃子も食えないこんな世の中じゃポイズン”ってやつ。台所で何を歌っているんだと思いました。 最近の悩み・・・家族の保険代、税金、急激な激太り。

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2009年8月25日 (火)

イギーポップファンクラブ

「イギーポップファン倶楽部」

伝説の日本のロックバンドNUMBER GIRLの名曲に「IGGY POP FANCLUB」というタイトルのものがある。その歌は付き合っていた女性への回想がテーマで、中盤こんな歌詞があらわれる。

“このレコードを 君は嫌いって言った

 この曲を笑いながら へんな歌って言った“

タイトルから察するに、この歌っていうのはイギーポップのナンバーで、

それを付き合っていた女性(おそらくJ-POPしか聴かないようなタイプ

のどこにでもいる女性)に聴かせたところ“へんな歌”って切り捨てたってことだろう。

男性なら誰にでも経験があるだろう、

本当に好きな映画はホラーやバイオレンスだが、好きになった子はキアヌ・リーヴスあたりの大甘なラブストーリーかやたらと難病な人が出てくる邦画だった場合、なかなか自分の好きな映画のジャンルを言い出せなかったってこと。

一人なら好きなロックナンバーを部屋で爆音でかけるところ、

彼女といるときだけ、顔も知らないR&B歌姫の曲をだらだらとかけ続ける

という屈辱を感じたことを。

たった一回のセックスのためにご苦労様だったなぁ・・・俺(笑)

しかし!37才になった今、

俺はここで女子共にあえて言いたい!

女、お前に媚びるのはもうごめんだ!、と。

俺だってイギーポップのように上半身裸で自信満々にパンクな生き様を貫きたいの

だ。

だいたいいつも上半身裸でいるって、今や私の尊敬する江頭2:50さんかイギーポップくらいではないか?

そう常に彼らは攻撃的な姿勢だってことだ。

逃げも隠れもしない、裸の自分で勝負だってことだ。女にモテたいからメタボを

脱出するんじゃない、自分らしく生きたいからこそ鍛えなきゃいけないのだ。

それにイギーポップはパンクをやっているのに、名前がポップと言うだけあって、

非常にファニーな側面を持ち合わせているのだ。

あれは2回目の東京豊洲で行われたフジロック。

まだステージの数も2つしかなかった時代。

夕暮れ時のホワイトステージにイギーポップが現れた。

ニックケイブのステージに脳みそをトロトロに溶かされていた

僕はパンクのカリスマの登場に胸を躍らせた。

バンドの重厚なアンサンブルが重なるオープニング、

おもむろに登場したイギーの勇姿に、普段おとなしい

自分がびっくりするほど狂喜乱舞した。

会場に集まった男たちの怒号のようなイギーコール。

ラスト近くまで熱狂が続く中、突然イギーがオーディエンスに指示した。

“あがってこいよ!”

名曲「サーチ・アンド・デストロイ」が流れる中、興奮したオーディンエンス

が一人、また一人と次々にステージにあがる。

さほど広くない特設ステージが人で埋まるまで、

それほど時間はかからなかった。

そんときのイギーの所在のない表情(笑)

今、思い出しても非常に笑える。

あがってこいって言ったけど、こんなにあがることないじゃんって顔。

いや本当はどうか知らないよ。

でもそう見えた。まいったなぁって。

しかもイギーは上半身裸だ。想像してみて欲しい。

溢れかえる日本人の人ごみの中、上半身裸の白人が所在なさそうにポツンって

立ち尽くす姿を。

その先にはギラギラと燃える太陽があり、耳にはラウドなサウンドがひたすら流れている。

俺は思った。

か、か、か、か、かわぁいい!!

かくして私は熱狂的なイギーポップファンになった。

一気に昔の音源を集めたものだ。

2回目のフジロックが行われたとき、日本代表としてミッシェルガンエレファントが出演した。当時のミッシェルは大変な人気で、尊敬する写真家でありながらライターの久保憲司さんは、あの時のミッシェルブームで、日本で本当にロックが市民権を得たと思ったと回想していた(実際はその後にきた青春パンクブームでバンドの主流は日本的なフォークロックのものになった)。

ミッシェルガンエレファントは奇跡だった。理想を掲げたまま、やりたいようにやったバンドが、横浜アリーナでオールスタンディングのライブをやったり、洋楽勢と一緒のステージに出てもひけをとらない存在感を醸し出していたことを、20年前の日本人が想像できただろうか。

ミッシェルガンエレファントの隠れた名曲に「あんたのどれいのままでいい」という曲がある。

この曲が何のアンサーソングが本誌の読者の方々なら分かってくれることだろう。そう、これはビートルズがストーンズに提供した曲「I WANNA BE YOUR MAN」、つまり“彼氏になりたい”って曲が元ネタなのだ。

この曲が元にストーンズは一気にオリジナル楽曲を制作しはじめる(ビートルズ版はリンゴスターがボーカル)、ポップソング、ロック史においてそこそこエポックメイキングな曲なのだ。しかし、この曲とミッシェルの間にもうひとつのアンサーソングがある。

それが我らがイギーの「I WANNA BE YOUR DOG」だ。

ロックンロール、ポップソングが“彼氏になりたい”ならば、パンクは“あなたの犬になりたい”だろうということだ。

それから時を越え、日本で破格のスケールをもったロックバンドが“あんたのどれいのままでいい”と咀嚼するなんて感慨深いものがあるなぁなんて思ってしまう。

しかし、イギーのセンス、どうだい?

あんたの犬でいい!って!!“女に媚びるな”なんて虚勢を張るんじゃなく、

どうせなら最初から女性の犬として生きるぜ!!というメッセージだ。

うーん・・・分かった!

正にこれを一言で言うなら、

“ヘンな歌”

そのもの。

やっぱりだ。

俺は一生イギーのファンなんだ。