天のジャッキー
「進撃の巨人」は設定と語り口が秀逸ですよね。
時間軸の使い方とか漫画的だし。
状況説明をギリギリのところで語らないところとかも好きですね。
画力が相当つっこまれるところでしょうが、確かに絵がうまけりゃとっくの
昔に話題になってたでしょうが、絵が上手い人がたくさんいるんで、これはこれで
ちょっと好きだなぁって。
逆に新鮮じゃないって思ってしまいます。
そういうところ甘いんですよ、僕は。
表紙だけなら安易なヒロイックな物語に思う人もいるでしょうが、
もっと不条理です。でもそもそも化け物やモンスターの描き方を不条理にしないから
へたくそなウエルメイド話しばかりになったんじゃないかなぁって。
SF系の漫画は食傷気味だっただけに、こういうのはささくれてて本当に新鮮。
とにかく一巻の最後がまた衝撃的なんで、続きが気になります。
僕ね、ウエルメイドのプロットを日本で一番上手いの徳弘先生だと思ってます。
いや異論反論多しでしょうが。
実際、あの尾田栄一郎先生は徳弘組でアシスタントをやった、
一生の恩人だと思っておるらしいんですが、
「ワンピース」的なプロット結構ありますよ、徳弘作品には。
それを下品な下ネタがすべてだいなしにしてるところがまたいいんです。
誇りをもってスケベなんだなぁって(笑)
僕は大好きですし、「ワンピース」=徳弘正也-スケベだと思ってますから。
誰にも共感されないですけど。
徳弘先生には一生これを貫いて欲しいです。
春の課題図書としてやはり本を薦めておきます。
今脳内がずっとザ・リバティーンズに支配されておりまして(祝再結成)
上から目線の洋楽ロックファン(一番うざい)は”意外に早いねぇ”なんて
余裕もっているでしょうが、イギリスのバンドシーン考えたら
このタイミングでリバティーンズが復活するのは嬉しい限り。
ピストルズと一緒で金がかなりからんでいるってのがちょっとグッとこないですけど。
改めていい曲多いよなぁって。
そこでロックンロールモードなんです。頭の中が。
こういうときは
佐藤亜紀先生
古川日出男先生
の小説が読みたくなる。
ハードボイルドではないんです。多分。
そういった乾いた感じじゃない。
もっとヌメリ感がある。徹底的に暴力で悪で、現実主義な駒をうまく操縦している。
佐藤先生の作品を分かりづらいとかレビューで言う人もいるけど、
むしろ「ミノタウルス」の前半の語り口のダイナミズムは分かりやすいくらいの快感で溢れておりますが。
また登場人物たちがこぞって不気味なのがいい。
ここに出てくる悪党どもも俺らもどっこいどっこいですよ。
「アウトレイジ」を監督した北野監督に映画化してもらいたい。(日本に置き換えるのでなく)
「ベルカ、吠えないか?」も相当好きだなぁ。
これも「ミノタウルス」も絶賛するやつとけなす人ってのちゃんと
両極端に分かれるのが好き。
で、確実に好きだっていう人と話しが合うような気がする。
これは本のカバーも最高だけど。
俺、伊坂先生も東野先生も大好きだし、
それぞれ思いいれのある作品もあるんだけど、
このお二人の小説が好きな人って、
漫画だと「ワンピース」とか好きな人でしょ。
バンドはバンプとかラッドとかね。
もちろん全部、僕も大好きなんだけどね(笑)
ただそういう同じ匂いのものを
手放しで褒めてしまう感じがね。
その草食感って主流じゃん。
本人たちは意外にマイノリティって思ってるかもしれないけど。
喋ってみるとたいがい似たようなことみんな言うから。
ちょっと違う視点とか聞いてみたいわけ。
なんかね、違うほめ方したいじゃない。
批評ってのもそういう視点かぁって。
そうなるとロックンロールのみずみずしい暴力性に惹かれてしまうのね。
どうしても。
天邪鬼な心があって
僕は本当駄目なんだよなぁ。
まぁそういう人もいるってことで。








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