正月は何も観るものがないから、ゴリラの映画でも観とくか?みたいな感じでカップルに観られたらたまらんね。
これはオーストラリアから来たオタクの戦いを観る映画やと思う。
過去のキングコングって行ったら、僕は72年生まれの私にとっては80年代のクソ映画と言われる「キングコング2」が印象的だ。
映画館から出てきた叫んだ、おもしろくねー・・・と
76年度版は観たような観てないような、まぁどっちにしても覚えてない。SFXって小さい頃からあんまり好きじゃなかったような気がする。
今でも覚えてるのは「スターウォーズ」が流行っていたときに、俺はたのきん映画を選んで観ていた。こういうのは今も続いてる。
フィギアとか持ってる奴は凄いなぁって思う。今でもその辺のは、まぁこれだけみんなが騒ぐならチェックしとくか、みたいな感じですな。
僕が生まれてすぐにスターウォーズなんかでSFXの技術が格段に上がった。だから亜流も多い。安易な発想で臨場感えあれば、刺激的な映像なら中身はなんでもいいだろう、と。
76年度版の「キングコング」はそんな中、その時代の技術で撮ってみたらクラシカルなものと対比ができると思った作品だ。
その中でキングコングは見世物としてスタジアムで公開されるらしい。ふーんっていう感じだ。33年度版は見世物小屋。シアターていう奴ですな。もちろん2005年度版もそう。っていうかピータージャクソンは33年度版を観て映画を造りたいと思ったらしく、かなりオリジナルに忠実だった。台詞やカットでまったく同じのがあったり。オリジナルも恐竜と戦うし。(ユニバーサルだからジュラシックパークと競演ってわけじゃなく)
しかし33年度だよ?マジかよって感じ。
太平洋戦争で日本の軍人が中国かなんかで「風とともに去りぬ」を観て、敗戦を確信したなんていう話があったですけど、これ観ても気絶してたんじゃないかっていう。
ナオミワッツ(めちゃくちゃ可愛かった。つうか意外にカメレオン女優。全然「マルホランドドライブ」のときと違う)が髑髏島に行くまでが長すぎ。
まぁしょうがないような気もする。そこ丁寧に書かないと、後半コングとアンが心触れ合っていくシーンに説得力がなくなるからかな。
でも長い。しかし映画を作るっていうことは、くだらん投資家との実に軽い緩いいかがわしい関係性が必要なのね。こういうところはリアルのような気がする。ただやっぱりカットできたと思う。船に乗り込む瞬間のアンの足のカットなんて、なんか意味を描こうとしすぎで、俺なんて早くコングが観てぇって思っちゃうよねぇ。まぁ見世物小屋に集まった金持ちどもと変わらんね。監督のテーマをしっかり見せたいっていうのも分かるんだけどね。
1920年代から30年代っていうのはいわゆる大恐慌時代。その日の食事も取れないような時代において、まだ発見されてないサプライズは一番の楽しみだったのかもしれません。しかしこの映像は凄すぎる。おそらく全部CGだろうが、エンパイアビルから見る風景といい、最近は「三丁目の夕日」でも東京の戦後の風景といい、なんか胸がギューとするな。好きだなぁやっぱ。
島についてからピータージャクソンのサービス満点さに辟易するどころか、私は存分に楽しんだ。やっとスペクタル映画っぽくなった。
あとは一直線。
33年代版と一番違うのは登るビルもそうだけど、金髪美女との関係性。33年度版はビル登ったときも、ずっと悲鳴をあげていたから。そこにはピータージャクソンのコングへの愛がある。そのオマージュさに一点の曇りがないのがちょっと気持ちいい。私は好きだ。しかしここでの戦闘機からの視点の映像はすさまじい。33才の私は身をよじってしまった。
髑髏島の原住民たちは映画のステレオタイプな野蛮な未開人のように描かれています。まぁこれは突然上陸してきた怪しい連中にしきたりを破られた彼らの立場で考えれば無理のない話だとも思えます。
しかし欧米的発想はいつでもそう略奪と植民地化ですから。そこも丁寧に描いてましたね。そこが「キングコング」って映画のキモなんだと。トランス状態になる(白目になるって!)原住民と見世物小屋に集まったいわゆる紳士淑女の連中は一緒ですから。対比で描くことでどっちがいいんだということでしょうね。
ジャックブラックもよかったです。あんな監督いないだろうって言うかもしれないですけど、意外にあの時代はあんな感じだったんではないでしょうかね。ショービジネスっていい加減でちょっとでも儲かるなら金だすやつがいて、口八丁手八丁で金を無心するプロデューサーがいて。ジャックブラックにハマっていたような気がする。
最後の最後にキングコングが落ちた後、ヒロインは迎えに来た男と抱き合います。そこでキングコングとの恋愛感情が限りなく同情に近いものだったというのが分かります。それでジャックブラックの最後の台詞は意外に重いなぁっと思いましたが。まぁそれは個人でいろんなとりかたがあるでしょうな。
ともかく冒頭のくそ長いドラマを我慢できればめちゃくちゃお薦めです。男一人で行って欲しいですね。
デートで行く奴は「美女と野獣」みたいだったって言えば女の子は喜ぶんじゃないでしょうか。こういう考え方が僕がモテナイ所以ですな。女の子を存在として尊敬してるんですけど、なんか映画に来るカップルにはそういう偏見的な視線を送ってしまう。若いときに嫌な思いしたのよ、こういう説明ばっかしてたら気味悪がられるわな。
私は動物園とか行くと考え込んじゃうんですね。彼らは果たしてここにいて嬉しいのかと。小さいときからそう考え込んでいましたな。
今でもお客さんと行く水族館ツアーみたいなときでも、独りで考え込んでしまう。だから動物園とか人と行くの苦手なんですよね。デート?行ったことないですなぁ。結婚しようかと思う人とか行きたいですね。ただあそこでは考える場所だと思うなぁなんて・・・・・オマージュたっぷりのエンディングロール観ながら、「結構泣けたねぇ・・」と乳繰り合ってる横のカップルを観ながらぼんやりと思ってしまいました。
この映画、長いなぁっと思いましたがピータージャクソンは実はかなりお蔵入りした映像があるんだとか。DVD買っちゃうかなぁ。しかし「ロードオブザリング」といい、やっぱすげぇよ。へんな話「スターウォーズ」もジャクソンが作ってみたらもっと面白かったかもよ。
あらら映画の中の投資家みたいな適当なこと言って・・・・・
ピーターは胃の手術して、コンタクトにしてめちゃくちゃ男前になったなぁ。もてそうだなぁ今。昔はマイケルムーアみたいだったのに。
しかしブログ長えなぁ。
なんか正月のときの鬱状態が嘘のよう。
ちょっと書きまくってやるか。誰も読んでないだろうが。
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